24日の東京株式市場は大幅反落し、日経平均株価は前日比1,811円45銭安で取引を終えました。米ハイテク大手の決算を受けてAIへの過剰投資を警戒する見方が広がり、値がさの半導体関連株が軒並み売られました。TOPIXも一時、節目の4,000を割り込む場面がありました。

指数 終値 前日比
日経平均株価 64,611.15円 -1,811.45円(-2.72%)
TOPIX 4,012.79 -41.09(-1.01%)

何があった?

前日の米国市場では、アルファベット(グーグルの親会社)やテスラの決算を受けて「AI向けの投資がやや過剰になっているのではないか」との警戒感が意識され、半導体関連株が下落しました。その流れを引き継ぎ、東京市場でも朝方から値がさのハイテク株に売りが先行しました。

なかでも下げが目立ったのが東京エレクトロンで、この1銘柄だけで日経平均を約448円押し下げたと伝えられています。アドバンテストや、米インテルに供給するイビデンなども売られ、イビデンは前日比4%安の17,215円で引けました。半導体という値がさ株が集中して下がったことで、指数の下げ幅が一段と広がった格好です。

一方で、指数ほどには全体が総崩れとなったわけではなく、TOPIXの下落率(-1.01%)は日経平均(-2.72%)より小さめでした。医薬品や保険といったセクターには買いが入り、中外製薬や東京海上ホールディングスなどは上昇しました。中東情勢の緊迫に伴う原油高や、米国の金融政策をめぐる不透明感も、投資家心理を慎重にさせる要因として意識されました。

注目ポイント

  • 日経平均とTOPIXの下落率に差が出たのは、日経平均が値がさ株(株価の高い銘柄)の影響を受けやすい構造のためです。今回のように半導体大手に売りが集中すると、指数としての日経平均は実際の市場全体より大きく下げて見えることがあります。
  • 相場のテーマは引き続き「AI関連投資が今後も続くのか」という点に集まっています。前日は米大手の投資増額が買い材料となり、この日は逆に過剰投資への警戒が売り材料となりました。同じテーマでも、そのときの受け止め方で株価が大きく振れやすい局面である点は、事実として押さえておきたいところです。

ひとこと解説

**値がさ株(ねがさかぶ)**とは、1株あたりの株価が高い銘柄のことです。日経平均は225銘柄の株価を単純に足し合わせて計算する仕組みのため、株価水準の高い銘柄が動くと指数全体への影響が大きくなります。東京エレクトロンのような値がさ株が大きく下げると、日経平均が実勢以上に下がって見えることがある、という点は覚えておくと相場ニュースを冷静に読む助けになります。


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