今夜(日本時間22:30〜)の米国市場の注目点を整理します。まずは直近23日の結果からどうぞ。
| 指数(7月23日終値) | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ | 51,711.65 | -506.93(-0.97%) |
| S&P500 | 7,408.30 | -90.66(-1.21%) |
| ナスダック総合 | 25,137.70 | -553.20(-2.15%) |
何があった?
直近23日の米国市場は、主要3指数がそろって下落しました。中東情勢の緊迫化を受けた原油の急騰と、アルファベットやテスラの決算を受けたAI(人工知能)関連投資への警戒が重なり、特にハイテク比率の高いナスダックが2%を超えて下げています。
この流れは翌24日の東京市場にも波及しました。本日の日経平均株価は前日比1,811円45銭(2.73%)安の6万4611円15銭と急落し、終値ベースでは1週間ぶりに6万5000円を割り込んでいます。海外勢によるAI・半導体関連銘柄への売りが優勢となりました。今夜の米国市場は、この東京市場の大幅安を経て取引が始まる形になります。
今夜の注目ポイント
- インテル決算への反応 — 半導体大手のインテルが23日の引け後に4〜6月期決算を発表しました。売上高は前年同期比25.4%増の161億2800万ドル、調整後の1株利益は0.42ドルで、いずれも市場予想を上回りました。7〜9月期の売上高見通しも市場予想を上回る水準を示したことから、時間外取引では一時13%高まで買われる場面がありました。AI需要を背景としたCPU(中央演算処理装置)の販売好調が背景で、今夜の通常取引でどう評価されるかが焦点です。
- 6月の新築住宅販売件数 — 日本時間23:00ごろに、米国の6月新築住宅販売件数が発表される予定です。市場予想は61.5万件程度(前回58.0万件)。住宅需要は景気や金利の体温計とされ、金利や為替の反応につながる可能性があります。
- アメックスなどの金融決算 — クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレスが寄り付き前に決算を発表する予定です。消費者の支払い動向を映すため、個人消費の強さを測る手掛かりとして注目されます。
- 原油と中東情勢の行方 — 相場の重しとなっている原油高が一服するのか続くのかは、今夜も引き続き意識されます。北海ブレント原油は一時1バレル=100ドル台に乗せており、インフレ再燃と金利上昇への警戒につながりやすい状況です。
ひとこと解説
**ガイダンス(業績見通し)**とは、企業が自ら示す今後の売上高や利益の予想のことです。決算では、終わった四半期の「実績」だけでなく、次の四半期以降の「ガイダンス」が予想と比べて強いか弱いかで株価が大きく動くことがよくあります。今回のインテルのように、実績が良くても市場が本当に見ているのは「これから」という場面は少なくありません。米国市場の取引時間は日本時間の22:30〜翌5:00(夏時間)です。
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